芸術学部 新カリキュラム メチエ基礎
メチエ基礎 イメージ
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新カリキュラム「メチエ基礎」で身につく力。

芸術学部の新カリキュラムの特徴は「2年進級時に希望の専攻を選べる」ことです。入学して1年間は、専門性に閉じるのではなく、領域を横断的に学ぶ教育機会を重視。ものの見方を多角的にとらえる機会を増やし、自分では気づかない適性や可能性の発見と、間違いのない専門選びができます。
1年次の共通教育の柱のひとつが「メチエ基礎」。メチエとは、経験によって培われる技や芸術家がもつ表現技法のことです。素材に触れ、感じ、自らの手でそれらに働きかけ、伝えるべき何かを生み出す「創造力」を獲得します。「創造力」は人工知能(AI)が代替することはできません。世界を見つめ、人間性について考える上で欠くことのできない創造力という知が、いまこの社会に求められています。

身につく力

●1年次は、7つの専攻のうち最大4つの専攻を選ぶことができ、2年進級時に希望の専攻を選択することができる。
●さまざまな表現技法に挑戦することで、専門性をより深めたり、新たな表現の可能性を発見したりすることができる。


7つの専攻の基礎授業を自由に選択できる。

「メチエ基礎」では、1年を4つの期間に分けて、各期ごとに7専攻の基礎授業を選択できます。油彩、日本画、彫刻、陶芸、染織、版画、映像といった、さまざまな表現方法や素材について学ぶことができ、1つの専攻に絞ることも、複数の専攻を選ぶことも可能です。

メチエ基礎 学生インタビュー

1つの専攻に絞る派玉岡莉子さん

玉岡莉子さん 写真

母には頑固者と言われますが、何事もとことんやり抜く性格で、日本画一筋です。1期ではヤマアジサイ、2期では金魚の写生を通して画力を鍛えています。岩絵具やニカワなど日本画特有の画材だけでもたくさんあり、多様な表現方法が学べるので新しい発見ばかり。今後は、漆や金箔などを使う授業もあるので楽しみです。自然を描くのが好きなので、動物や緑に恵まれた精華の環境が気に入っています。将来は、空模様の変化を描き分けたい。日本画ならではの絵の具の深みで表現できたらいいなって思っています。

授業選択内容

複数の専攻を選ぶ派重森大知さん

重森大知さん 写真

美術系高校出身の人は、いろんな技法を学んできていると思うのですが、僕は普通科出身なので、1年生のうちに多様な表現を知ることができて嬉しいです。もともとファッションに興味があり、せっかく京都で学ぶなら西陣織などの伝統的な染織技法を学びたいという想いがありました。染織基礎1の授業内容は浴衣づくり。想像以上に細かい作業が必要で、丁寧につくられた衣服が長持ちする理由がわかりました。映像基礎を選んだのは、三味線や日本舞踊に関わる母の仕事を発信するため。家族も喜んでいます。

授業選択内容

20を超える工房やスタジオが表現のフィールドに。

芸術学部の7つの専攻には専用の工房やスタジオ、機材があり、その充実ぶりは全国の芸術系大学でもトップレベル。制約を受けることなく、自由な発想で作品制作に打ち込むことができます。新カリキュラムの特色として、自身の興味だけではなく、1年次にさまざまな工房や素材に直に触れるプロセスを経て、各自の適性にあった専門領域を探すことができます。

洋画専攻

洋画

1年次から一人ひとりに専用の制作スペースが割り当てられる実習室。大きな絵も十分に描ける広さがある。

日本画専攻

日本画

シカが飼育されている「鹿野苑」。ほかにクジャク、九官鳥、ウサギなども。実際に動く生物を間近に写生できる。

立体造形専攻

立体造形

木、石、金属、樹脂、粘土、ガラスなど、さまざまな素材を扱うため、素材加工に適した専用の工房やスタジオがある。

陶芸専攻

陶芸

ロクロ室には、30台もの電動ロクロが並ぶ。自分の身長ほどの大きな作品も焼成できるガス窯や電気窯を備えた窯場も。

テキスタイル専攻

テキスタイル

型染めの実習室。大型の平面作品のほか、浴衣や着物の反物も広げて制作が可能。本格的な織り機を備えた織り実習室も。

版画専攻

版画

銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンなど版種別に工房があり、多様な印刷設備がそろう。写真スタジオや紙すき工房も。

映像専攻

映像

最先端のソフトウェアを使用できる映像編集室やCGルーム。プロ仕様の映像機器を備えたスタジオスペースも完備している。


「メチエ基礎」以外の新カリキュラムもスタート。

2017年度、芸術学部はカリキュラムの大改革を行いました。これまで受験時より7つのコースに分かれていた学部構成を再編。表現者にとって大切な観察力、思考力、創造力、コミュニケーション力などをやしないながら、専門領域への導入を図ることで、自身の専門性をより深めたり、新たな表現の可能性を発見したりすることが期待できます。

学生25人に教員3人の「基礎ゼミ」を開講。

隔週で開かれる「基礎ゼミ」では、学生一人ひとりの制作や受講している授業の状況などを共有しながら、グループディスカッションなどを展開。教員やクラスメイトとの対話から「コミュニケーションしながら学ぶ」ことを身につけます。専門性を横断して、自由に行き来するカリキュラムだからこそ、基礎ゼミがホームルーム的な役割を担って学生をアシストします。

基礎ゼミ イメージ
基礎ゼミ イメージ

表現者としての幹をつくる共通授業がスタート。

芸術学部1年次の共通基礎授業として「体幹教育」が新たにはじまりました。「体幹」とは身体の胴体部分のことを指す通り、表現者にとっての「土台」となる観察力や思考力、想像力などを鍛えるプログラムです。「つくる」ことだけに傾倒してしまいがちな芸術教育において、表現の根底にある考え方や心の持ちようを学びます。

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