【卒展・建築コースの先輩に直撃取材!in 京都市美術館】〜最終回〜

 

こんにちは~!

私、デザイン学部WEB編集部研究生の青山です。

普段デザイン学部の授業にお邪魔して体験レポを書かせていただいている私ですが今回は「特別企画」ということで…

卒業制作展の展示が行われた京都市美術館へ、作品の制作者であるデザイン学部の先輩たちに直撃インタビューして参りました!

1枚目

 

〜〜〜〜〜前回のあらすじ。

2コースの展示が行われているビジュアルデザイン学科の展示会場へやって参りました私はグラフィックデザインコースの展示へ!

どこまでも続いていく模様で、循環を表現した作品を制作された「国司奈緒」さんをお尋ねしました!

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国司さんインタビューについてはこちら

さて、いよいよ次回はこのインタビューも最終回。

最後を飾るのはこちらの会場です…!

最終回

建築学科の展示会場!

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学生たちによる住宅模型の作品が並びます…!

と、ここで「これも建築…?」とある作品に目がいきました。

トゲトゲ

これまで見てきた住宅模型とは違った建築物のようですが…DSC_0481

トゲトゲとしています。針金を組み合わせているようですね。

水面

こちらのイメージ画像では、水面に浮かべているような光景が!

何か意味ありげな建築物です。

作品の裏に強いメッセージが隠されているのかもしれません。

こちらが作品の生みの親「秋保航史」さん。

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建築学科建築コース4回生

何かと何かの境界を曖昧にさせる建築物を制作したのだとか。

作品タイトルは「暁雲」。

 

では質問へ!

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青山:秋保さんはどういう想いでどういったものを作られたのですか?

秋保さん:お葬式に参列した時の話なのですが、焼却炉に棺が入っていくところを見てふと、天国とこの世の壁を感じたんです。卒業制作ではこの壁を何とか無くしたい!と考え、何かと何かの境目をデザインしてみたいなあと思ったのが作品制作のきっかけです。

青山:どうしてあのような形態になったのですか?

秋保さん:どうしたら曖昧な境目を作れるかなと考えた時に日本画の「東山魁夷」が描いた「暁雲」という朝焼けの雲を表した作品を思い出したんです。「朝靄の空気感」はその境目を曖昧に出来るんじゃないかなと思って、霞を表現した形にしました。

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青山:制作中、大変だったことは何ですか?

秋保さん:一番大変だったのはプレゼンテーションですかね!建築コースには「オープンジュリー」という票が多く集まった人だけが発表できる機会があるのですが、そこで自分なりに完成度の高いものを制作したんです。ですが「プレゼンボード」に手を抜いてしまって票が全く入らなかったということがあり、そこで初めてプレゼンの重要さに気づいたんです。

青山:相手に理解してもらうということは忘れがちですが、とても重要なことですよね…!

秋保さん:そうなんです。そういった悔しい思いをした経験があったので今回は、作品制作だけでなく「何を一番大事に伝えるか?」という点を意識しながら、プレゼンの方にも力を入れました。プレゼンボードもいつもよりもかなり念入りに制作しました。

青山:プレゼンにも力を入れた甲斐がありましたね!

秋保さん:はい!最後に先生からも「これだけよく票を集めたな!」と言っていただきまして。とても嬉しかったですね。

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青山:ではこの4年間どうでしたか?今思うことを率直にお願いします!

秋保さん:京都精華大学のデザイン学部で学ぶという面白さはすごく実感しました!入学するまではデザイン系の人間ではなかったので楽しくもあり、とてもハードな4年間でもありましたね。

青山:ふむふむ。何かにひたすら取り組んだという経験はありますか?

秋保さん:「オープンジュリー」で票を一番多く取りたい!という時期があり、土日も学校に来て制作していたんですが、それでも入る票が0で。「これが実力の世界か…!」と痛感したんです。

でもそういう中で制作出来たのが自分を強くできたかなと思えますし、そうやって負けを繰り返してきたのもあって、今こうやって優秀賞をいただけたことが本当に良かったなと思いますね!

青山:そういった苦しい状況を秋保さんはどうやって乗り越えたのですか?

秋保さん:4年間で一番学んだことは「反省する」ということです。「反省して、次どうしたらいい?」この試行錯誤の繰り返しで、何がだめだったかということを発見する能力が高まってくるんです。失敗から学ぶ経験の多さというところでは負けていなかったと思うので、賞を取れたのもそのお陰かなと思います。

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青山:これから卒業制作を控える学生に向けてアドバイスください!

秋保さん:制作の心得としては「何か1つでもいいから自分が大切にしていることを明確にする」ということですね。自分の思いや、始めたきっかけのように大切にしているものがあると思うのですが、まずはそれを周りに向けて表現することが大事だなと思います。あとは、自分たちは大学を代表しているんだということを意識して展示に臨んで欲しいです。

青山:確かに京都精華大学を代表する大きな展示ですもんね。誇らしい気持ちで頑張ります!

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以上でインタビュー終了!

秋保さん、貴重なお話どうもありがとうございました。

 

「常に自分に問いかける。」

卒業制作は自分との戦いでもあるということを耳にしました。

その中で、自分が何を思っているのか、ということを意識して理解しようとするのは作品作りにおいても重要なことなのかもしれません。

秋保さんのお話を聞いて、青山もこれからの制作で、迷いが生じた時には一旦自分と向き合おうとする心の余裕を持ちたいと思いました。

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そして「卒制インタビュー」もついに今回が最後。

私、青山も含め、今年4回生になる学生や、そうでない方にも「京都精華大学4年生」を知って、少しでも何か感じるものや伝わるものがあればいいなと思います。

今回の取材で「『大学4年生』という1年間はどれほど貴重で重要な期間なのか」そして「華やかな展示の裏にはこういった4年生たちの必死の努力があるということ」。

このことを忘れないで、これからの自身の制作にも力を入れていきたいと思う「研究生」青山なのでした…

完

そして10名の卒業生の方々、本当にありがとうございました。

みなさんの今後のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

 

======================= 完 ============================

 

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Posted on 2017.03.31 by seika design course