【ローラーと墨汁で、抽象画入門。】

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きゅるきゅる…

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きゅるきゅるきゅる…

体育館に響く、ローラーの音。

この日、ビジュアルデザイン学科1年生のリレー授業では、豊永先生による抽象表現の課題が行われていました。

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豊永先生の授業テーマは「具象から抽象への旅」といい、1年を通してさまざまな表現の感覚を養うというものです。

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この日は体育館を使って、学生たちは大きな紙に墨汁で線を描いていました。

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初めのうちは、気のむくままにローラーを走らせて、さまざまな線や表現を試していました。

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たくさん描けたところで一度手を止めて、学生たちはじっくり紙と対峙し始めました。
即興の中から湧いてくるものを一度体験し、その偶然の中から素敵だと思える表現を探し始めます。

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今回の課題は特に「答え」はありません。「答え」がない中から、学生たちは自分なりの「答え」を見つけて、表現しなくてはいけません。
その答えに繋がるのは、自分の中での「なんか良いなぁ」を見極められる目を養うことだそうです。

「色々な偶然の中からいい表情の線や表現を見つけ、それを自分でコントロールして作品にすることが今回の課題のポイント。」と、豊永先生。

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「実物みたいに上手な絵にリアリティーがあるとは限らないんです。リアリティーとは、作った人の存在を感じられるということ。本物の真似事で終わるのではなく、絵はもうひとつの現実だと思っています。」とのことでした。

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自分の中で新たに「答え」を見つけることは、新しい価値を作るということ。
「実物そっくりの絵を上手いと感じる」ということとは別の価値観が生まれると、作品を制作したり鑑賞するときの気持ちにも、幅が広がりそうです。

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また、今回の課題について豊永先生にインタビューしているときに、
「美術館とかで抽象画を目の前にした時、作品に向かって筆を持つように実際に腕を伸ばしてみると、作者の存在がすごく近く感じられて、とても感動するんですよ。」とお話しされていました。

そうすることで、改めて作者の筆使いや手跡をリアルに感じることができるのだと思います。
「抽象画ってどう鑑賞すればいいか分からない…」と思っていた方は、この方法を一度試してみてはいかがでしょうか。

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さて、一体どんな作品が仕上がるのでしょうか。
後日、合評の様子をお伝えします!

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Posted on 2017.01.06 by seika design course