【「わたしたちの世界」について考える】

風光館の、とある一室。
床には、さまざまな写真が並べられています。

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これはイラストコース3年生の「ビジュアルアート1」という授業。
この日は、みんなの頭の中にあるイメージや考え方を、この部屋を使って可視化し、そこでの気付きや発見を共有するというワークショップが行われていました。

床に並べられているのは「わたしたちの世界」という言葉から発想したり、それに強く関連すると思われるイメージ画像を、みんなが持ち寄ったもの。

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「世界」という一言でも、社会や自然、都市環境や身近な日常など、その言葉から受け取るイメージは人それぞれです。

このワークショップは、そういった「世界」について意味することや、関連して生まれてくるイメージや感覚をみんなで確かめながら整理するというものでした。

まずは、それぞれが持ち寄った「世界」だと思うものを、みんなで観覧します。

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壮大な自然の写真もあれば、都会的なものもあり、世界の国々を示すものもあれば、スマートフォンの写真もありました。

観覧したあとは、学生たちで意見交換。
「みんなの『世界』に対する捉え方には、どんな傾向がありそうですか?」という笹口先生からの問いに対して、学生たちは、

「場所に結びついているものと、そうでないものがあるように思う。」
「自然なものと自然でないものに分けられそう。」
「直接感じることができるものと、情報として感じるもの。」

などなどの意見が出ました。

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色々な意見が出たところで、画像を並べる指標はなにかを話し合い、「つかめるもの」と「つかめないもの」、「自然」と「人工」という基軸となるキーワードが出てきました。

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そこで、部屋を「つかめるもの」・「つかめないもの」、「自然」・「人工」の座標に見立て、写真を並べ変えてみることに。

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集められた素材について話し合って、みんなの認識を共有しながら、写真をあるべき場所へと移動させます。

移動させていくと、カテゴリーにうまく当てはまらないものや、解釈によって意味が変わってくるものもあります。
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「人によって手入れされた庭は、自然と言ってもいいのかな?」
「廃墟って、人が作った物が自然と朽ちている状態だけど、これはどっちなんだろう?」

う〜ん、なかなか深い疑問ですよね。
考えてもみなかったことかもしれません。

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このワークショップを見ていると、いつもは「なんとなく」で捉えていることや、頭の中にある言葉や概念を、
みんなで話し合うことで、あるべきところに収めていく感覚がしました。

自分にとっての「世界」とは、どういうことを示しているのだろう?
みなさんも、是非考えてみてはいかがでしょうか。

在学生

Posted on 2016.07.07 by seika design course