みなさんは、絵画の“修理”と“修復”の違いがわかりますか? “修理”とは機能性を重視し、原型を元の通りにするまでが主な目的ですが、“修復”はそのものを生き返らせ、価値を保存することが重要です。私が長年に渡り携わってきた、絵画修復は絵の美しさを留め、後世に残していく仕事です。ところで、絵画修復について知られていない事はまだまだ多いと思います。そこで今日は、2006年に修復を完了し公開された岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』をはじめ、ルノワール、藤田嗣治、モネ、ピカソなど実際に私が手がけた作品を紹介しながら絵画修復の変遷と現在の修復の考え方や方法をお話しします。
| 講師 | 吉村 絵美留 (絵画修復家) |
| 日時 | 2010年5月20日(木)16:20〜17:50 |
| 申し込み | 不要(無料・先着順) |
| 会場 |
京都精華大学 〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 *地下鉄「国際会館」駅3番出口よりスクールバス(無料)をご利用下さい。 |
プロフィール
吉村 絵美留 YOSHIMURA Emiiru
1949年、洋画家・吉村明峰の長男として東京麹町に生まれる。國學院大学久我山高校卒業後、哲学者・谷川徹三、修復家・黒江光彦両氏に師事。明治記念絵画館の作品や、東京国立近代美術館収蔵の太平洋戦争画などの修復を経て、1973年修復家として独立。以降、毎年フランスやドイツなどに渡り、修復技術の向上に務める。2004~6年、岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』修復。現在、ヨーロッパ・アメリカ・カナダなどの修復研究所と技術交流を重ねながら、日本のさまざまな美術館や画廊、コレクターの作品の修復を手がけている。「絵美留」は本名である。
吉村美術研究所 http://emile-y.com/

![5/20[木]吉村 絵美留(絵画修復家)「絵画の将来を見つめた修復とは」](img/a2_main.jpg)