「「宇宙」がヒトの心に火をつける「おおすみ」、ハレー彗星探査から2007年「かぐや」までを生きて 」
月周回衛星「かぐや」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2007年9月14日に打ち上げた月探査機です。この画像は「かぐや」搭載のハイビジョンカメラ(HDTV)により撮影された地球です。

日時:6月12日(木)14:40〜16:10 開場:14:30  会場:京都精華大学 黎明館201教室 
費用:無料 申込:不要(先着順)

講演要旨

日本で「いのちの尊厳」を脅かす悲惨な事件が相次いでいる。地球の環境が生き物の存続にとって厳しい時代がやってきている。私たちの周辺で起きているさまざまな事象・事件を、ちょっと立ち止まって視座を移し、宇宙から眺めてみてはどうだろう。事実は変わっていなくても、私たちの見方は変わるかもしれない。そこから私たちのアクションも劇的な転換を起こすかもしれない。 
20世紀に人類がひろげていった好奇心と冒険のフロンティアから得たものは、宇宙における「ヒト」の時間軸・空間軸における確かな位置づけだった。私たちのいのちが137億年前に誕生したこの宇宙のほかならぬ進化の過程の貴重なかけらであることから、あらためて私たちが現代に生きる意味を考えてみたい。そして日常の過ごし方に何か光るヒントが得られたら……。
宇宙活動の現場からのメッセージに耳を傾けてほしい。

 

プロフィール

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的川泰宣 MATOGAWA Yasunori
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術参与。1942年広島県呉市に生まれる。工学博士。システム工学・軌道工学が専門であり、大学院時代より科学観測のためのロケット及び人工衛星の飛翔計画の策定に従事し、人工衛星打上げ用ロケットの設計に携わる。宇宙科学の発展にともなう国際協力の窓口もつとめ、長年、宇宙科学の最前線で数々の歴史的場面に立ち会ってきた。それと同時に、宇宙をテーマとする教育・普及活動も広く展開している。精力的な講演・執筆活動に加え、宇宙開発の広報事業では、火星探査機・“のぞみ”の「あなたの名前を火星へ」や、月周回衛星“かぐや”の「月に願いを」などユニークなキャンペーンを発案し、注目を集めた。2005年には「宇宙教育センター」を設立し、“宇宙教育の父”と呼ばれる。著書に『飛び出せ宇宙へ』(岩波ジュニア新書)、『宇宙に取り憑かれた男たち』(講談社α新書)、『逆転の翼──ペンシルロケット物語』(新日本出版)など多数。