松本紀生(写真家) 「アラスカに魅せられて」(2005.11.17 at 京都精華大学黎明館201教室)

講演要旨
月光に浮かび上がるデナリ。
空には満天の星とオーロラ。
刻々と表情を変える光が舞い、陰影に富んだ輝くような山肌に
鮮やかな色が照り、ゆらめく。
快晴、無風、月光、そしてオーロラ。

このすべての条件がそろってはじめて見ることのできる壮大な風景を求めて、毎冬氷河の上で数ヶ月を過ごす。
また夏には、ひとりで無人島に渡り、キャンプを張る。
人跡未踏の原生林を求めて、深い森の奥の奥へと。 
アラスカの原野に残る深い自然が奏でる音色を求めて。
いい写真を撮ること。そしてそれ以上に、どれだけ一所懸命その時間を過ごしたか、ということを大事に、自らが美しいと感じるものを追い求めていく。
ラストフロンティアと呼ばれるアラスカの、自然写真と撮影行の話。

ポスター

プロフィール
松本紀生(MATSUMOTO Norio)
1972年松山市生まれ。 大学在学中に出会ったもの、それは一冊の写真集。著者、故・星野道夫氏の仕事に魅せられ、自然写真家を志す。アラスカ大学に入学。以来、10年にわたって、一年の3分の2をたったひとりアラスカの原野で過ごし、アラスカの森、氷河、北米最高峰マッキンリーをはじめとしたアラスカ山脈、幻想的なオーロラ、生命の躍動感あふれる鯨、熊、鳥たちの写真を写真を撮り続ける。
『山と渓谷』、 『National Geographic Adventure』 などに作品を発表している。

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