講演要旨
人類発祥の地アフリカを出て、アジアに向かったヒトはヒマラヤを境に北と南に分かれた。北に行ったヒトたちは極寒の地シベリアに進出し、アラスカを経由して南米最南端まで達した。一方南に行ったヒトたちは、その当時はインドネシア、インドシナ等が陸続きで形成するスンダランドに到達した。ここで航海術を身につけたヒトは海を渡り、オーストラリア、ニューギニア、南太平洋に進出して行った。アジアの現郷と言われるスンダランドより北上したヒトの一部が、様々な経路から日本列島に入ってきた最初の日本人だ。
私は南米に20年間通い続けた後、南米からアラスカ、シベリア経由でアフリカにいたるルートを動力を使わず旅した。昨年から日本人のやって来た道を歩き始めた。
30年以上にわたる辺境の旅で出会い、交流してきた人たちには共通点がある。自然と一体となっている、或いは自然の一部となって暮らしている人々だった。競争を好まず、効率を優先させず、時間がゆったりと流れていた。彼らの暮らしぶりを映像によって見てもらいながら、私が彼らからどのようなことを学び、気づき、考えたかを話していきたい。 |
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