松井孝典(東京大学大学院教授)
「宇宙人としての生きかた」(2003.10.02)

講演要旨
地球は大気圏・海・地圏・生物圏、そして「人間圏」が有機的に繋がったひとつのシステムである。
現代は、資源・エネルギー・人口・環境・食糧などの様々な問題が文明の発展とともに深刻化しているが、それは人類が、循環メカニズムが安定的に機能する地球システムと調和しない生き方を選んできたからだ。
それでは私たち人間は、「種」の一つとして生物圏の中に再び戻る以外解決策はないのだろうか?未来のためにどこへ向かえばいいのか?
現代とは、地球とは、「人間圏」をつくる文明とは、人間とは何かを問いながら、地球システムの問題を考える。
プロフィール
松井孝典(MATSUI Takafumi)
1946年静岡県に生まれる。東京大学理学部卒業、同大学院博士課程終了。
現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専攻は地球・惑星物理学、アストロバイオロジー。
86年『Nature』誌に発表した地球の起源と進化についての一連の論文は世界の学者に衝撃を与えた。
各種の国際学会メンバーとしても活躍し、科学の側から哲学の領域に斬り込もうとするその言動は、常に各界から注目されている。
著書に『宇宙人としての生き方』(岩波書店)、『一万年目の「人間圏」』(ワック出版)、『再現!巨大隕石衝突−6500万年前の謎を解く』(岩波書店)、『宇宙史』(徳間書店)、『地球倫理へ』(岩波書店)他多数。
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