講演要旨
身体はまさに時代の鏡である。その意味で舞踊に向かうことは時代にどの様に向き合うかということと同じである。
身体に意味を与えている現代の状況、言葉、世界そのものに対しての個人の思想が、逆にまた舞踊作品という理性を停止させる瞬間芸術の世界をアンビバレントに支えている。
芸術的な至福・恍惚感を伴う身体の経験を、現代という時代の中に考える。 |
プロフィール
大島早紀子(OSHIMA Sakiko)
演出・振付家。
89年にダンサー白河直子と共にダンスカンパニー、H・アール・カオスを設立・主宰。独特な美意識と哲学に支えられた創作活動は国内外で高い評価を受けている。
代表作は「春の祭典」「ロミオとジュリエット」「神々を創る機械」等。
カンパニーとしての公演だけでなく、ミュージカル「エリザベート」などの演出・振付など幅広い活動をおこなっている。
2000年の北米ツアーでは、NYタイムズが選ぶダンス・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
第1回朝日舞台芸術賞など国内外の受賞多数。 |