東浩紀(評論家)
「データベース化された文化」(2001.06.07)

講演要旨
1970年代以降の文化状況は「ポストモダン」と総称されることが多い。ではポストモダンとは何か。 一般にはそれは「大きな物語」が消え、すべてが表層的で薄っぺらなものになってしまった時代だと言われている。 しかし本当にそうか。実際にはポスト モダンとは、かつてのような「物語=イデオロギー」こそ消えたものの、別の原理が台頭してきた時代ではないのか。 この講義ではその原理をかりに「データベース型世 界」と呼んで、いくつかの例を挙げつつ検討してみたい。
プロフィール
東浩紀(あずま ひろき)
東京大学総合文化研究科修了。同大在学中の1993年、「ソルジェニーツィン試論」で評論活動を始める。
著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『郵便的不安たち』、『不過視なものの世界』。
現代思想に新しい感覚でとりくみ、村上隆の「スーパーフラット」に協力したことでも知られる。現在日本学術振興会特別研究員。
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