木下直之(東京大学助教授)
「ヒトはヒトをどのように展示してきたか」(2000.07.06)

講演要旨
まずはミュージアムにおいてヒトがヒトをどのように展示してきたのかを考えることから始めよう。 それはあまりにも唐突な問題提起だと思われるかもしれないが、私のミュージアム体験の原点は、 ガラスケースの中に展示されたヒトの干し首を見たことにある。
ともかく、ヒトがヒトを展示するためには、生きたままの展示、かつてヒトだったものの展示、 ヒトのイメージの展示の三段階がある。
人間像を描いたり彫ったり撮ったりしている諸君、 日頃の行為を、こんな観点からいっしょに振り返ってみよう。
プロフィール
木下直之(きのした なおゆき)
1954年浜松市生まれ、東京芸術大学大学院中退、兵庫県立近代美術館学芸員を経て1997年より東京大学助教授。
美術、写真、博物館、見世物などを手がかりに19世紀の日本の文化を研究している。 著書に「美術という見世物」(ちくま学芸文庫)、「写真画論」(岩波書店)、 「ハリボテの町」(朝日新聞社)、共著に「映画伝来」(岩波書店)などがある。
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