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2013年度 授業アンケート結果

実施概要

【実施期間】前期:2013年6月3日~2013年6月15日

履修者数 (前年比) 回収数 (前年比) 回収率 (前年比)
講義系 14,503(95.3%) 6,404(72.0%) 44.2%(-14.2%)
演習系 3,571(115.3%) 1,976(92.3%) 55.3%(-13.8%)

【実施期間】後期:2013年11月18日~2013年11月30日

履修者数 (前年比) 回収数 (前年比) 回収率 (前年比)
講義系 13,231(102.0%) 5,365(71.6%) 40.5%(-10.5%)
演習系 2,995(125.8%) 1,374(82.4%) 45.9%(-24.2%)

前後期をあわせた講義系・演習系科目の総履修者数は33,827名、回収数は総計15,283名で45.2%の回収率でした。2012年度の回収率60.0%を大きく下回る結果となりました。その要因のひとつとして、アンケートの実施時期があります。昨年度まで12~13週に実施していた授業アンケートを9~10週に前倒しをして実施しました。期中の結果報告や学生へのフィードバックが可能となる利点もありましたが、慣れない時期に実施したことにより、結果的に回収率が低くなりました。

集計方法

アンケートの様式は無記名のマークシートで、選択式と自由記述式で構成されています。
また講義科目・演習科目と実習科目それぞれの授業形態によって用紙が分かれています。
授業形態の分類は以下になります。

  • 講義科目:講義形式で行われる科目
  • 演習科目:語学科目や、少人数によるゼミナール形式の科目
  • 実習科目:芸術学部、デザイン学部、マンガ学部で実施する作品制作など実技を伴う科目

質問項目

講義科目・演習科目の質問内容は以下です。

  • Q1…
    この授業をあなたはどのような理由で受講しましたか。
  • Q2…
    この授業はシラバスに沿って行われた。
  • Q3…
    授業担当者の説明の仕方はわかりやすかった。
  • Q4…
    授業担当者の教材や補助資料(テキスト・板書・プリント・ビデオなど)の使い方が効果的だった。
  • Q5…
    授業担当者は質問や相談に適切に対応してくれた。
  • Q6…
    教室の広さや設備は適切だった。[講義科目]
    授業担当者は、発表や話し合いなど学生が参加できるよう授業を運営した。[演習科目]
  • Q7…
    この授業によって広くものごとに対する問題意識や考え方が深まった。
  • Q8…
    この授業によって具体的な知識や技能が身についた。
  • Q9…
    この授業は自分の将来に役立つと思う。
  • Q10…
    この授業を他の学生や後輩に推薦したい。
  • Q11…
    わたしはまじめな態度で積極的に取り組んだ。
  • Q12…
    わたしは予習・復習など授業時間外の自学自習にも取り組んだ。

Q1のみ複数回答が可能で、5[必修だから]、4[時間帯の都合]、3[人にすすめられた]、2[内容への関心]、1[進路に役立つと思った]の中から選択します。Q2からQ12までは、5[そう思う]、4[やや思う]、3[どちらでもない]、2[あまり思わない]、1[全く思わない]、という回答の中からひとつを選択します。

また、選択式の質問項目とは別に「この授業で改善を要することなど意見や提案を自由に記入して下さい」「この授業で学んだこと、よかったことを具体的に記入して下さい」という自由記述式の質問を設定しています。

集計結果

講義・演習の授業形態別で分類した集計表、および学部別の集計表があります。
学部別集計表には芸術・デザイン・マンガ・ポピュラーカルチャー・人文学部それぞれの集計表が掲載されています。
また、各学部が共通して履修できる科目は「全学部共通」として集計されています。

【前期アンケート結果集計表】

【後期アンケート結果集計表】

2013年度総括と2014年度に向けた改善

芸術学部

「クリエイティビティ」や「高度な専門性」の修得というディプロマ・ポリシー(DP)の項目では、一定の達成度を得ている。しかし、「外界に関心を持ち、視野を広げる」というDPの項目、カリキュラム・ポリシーでも謳われる「広い視野」の涵養という点では、十分な成果が得られていない。現状において、この点での達成度は、専門教育の徹底度とのトレード・オフにあると見受けられる。それゆえ、新年度は、専門性の養成に資してきた既存のシステムを損なうことなく、そこに、総合性と社会性の修得へと学生を促す仕組みを付加してゆく。具体的には、コースの枠を越えて履修可能な実技科目や、プレゼンテーションとコミュニケーションに基軸をおく共通専門科目を増設する。また、バランスの保持を要するこうした課題の克服を適切に遂行するべく、教員同士がコースを越えて課題と目的を共有し、今後のカリキュラムを協同して練成するプロセスを各部署に設ける。

芸術学部 教務主任 佐藤一進

デザイン学部

デザイン学部ではディプロマポリシー(以下、DP)に謳っている能力を身につけるため、1、2年次に基礎教育課程を配置し、3、4年次で自らのデザインを社会へ発信することに重きを置いた応用教育課程へシフトしていくカリキュラム構成である。
アンケート結果からはその教育的科目配置において、一定の効果が得られていると考えられる。ただ、近年の学生の基礎学力や基礎画力の低下が著しいため、それらを基礎教育課程の段階で一定のレベルに到達させることを学部構成員全体で共有し方策を立てることや、学部・学科が掲げるDPが、学生および学部構成員へ浸透しているとは思えず、周知を徹底していく必要がある。また、アンケート結果にある改善点について、内容を検証し対処する必要がある。

デザイン学部 教務主任 森原規行

マンガ学部

マンガが表現やコミュニケーションとして占める社会的、国際的な地位と先端性を理解させるという方針は講義系と実技系を問わず授業全般に貫かれており、授業アンケート結果にも一定の成果があらわれている。また、各学科・コースの専攻分野の実技科目に対する履修者の満足度も概ね高いと判断できる。ところで、マンガ学部は2013年度に学部共通科目の設置を中心とした再編にともない学部の方針(DP・CP・AP)と学部共通科目のDP・CPを新たに設定したが、2013年度は過渡期にあって新方針とシラバスの相応が十全とはいえない。従って、2009年度より教務委員会(兼学科長会議)が取り組んでいる当該年度授業アンケート結果の検証、学部のFD活動、教務主任と教務課による次年度シラバスのチェックなどを通して、その相応の十全を図りたい。

マンガ学部 教務主任 姜 竣

ポピュラーカルチャー学部

ポピュラーカルチャー学部は2013年度に開設されたばかりであり、今年度については1年生向けの科目のみが開講された。学部設立の狙いは「ポピュラーカルチャー」を「大学の学部での教育研究対象として確立する」ことである。アンケート結果を見ると、4項目のディプロマポリシーのうち、ポピュラーカルチャーに関わる成果物の制作を通した文化芸術一般についての広い視野の獲得と、(2)他者と連帯・協働する方法と能力の獲得については、その基礎づくりにおいて一定の成果を上げることが出来たと考える。一方で、(3)専門知識と専門技術の修得、および(4)これらの知識と技術の社会的活用については、2014年度以降の適切なカリキュラム運営の中で成果を挙げなければならない。また、全ての科目が新規の開講であり、いくつかの科目においては進行や課題の量などの点で改善が求められている。これらについては、学部教職員で内容を検証し、早速対処していくことにする。

ポピュラーカルチャー学部 教務主任 安田昌弘

人文学部

2013年度の授業評価アンケート結果を概観すると、ディプロマ・ポリシー(以下、DPと略)に謳われている「磨かれた感性と想像力」や、カリキュラム・ポリシー(以下、CPと略)にある「自分の表現方法の探求」という点では、一定の成果が得られていると考えられる。ただ一方で、DPで言われている「幅広い教養」や、CPに述べられている「専門性を有するだけではなく、幅広い教養を身につけること」という点では、まだかなりの努力が必要であると認識せざるを得ない。この点が、次年度以降に向けた課題となるだろう。具体的には、学部開設時に掲げた3つの理念、すなわち「国際主義」「学際主義」「体験主義」に立ち返り、「自己認識を前提とする異文化理解」、「専門性を身につけたうえでの学際的視野」、「文献研究を踏まえた現場体験」という学部教育の方向性を学部構成員で共有する場を設ける。また、その方向性に基づいて執筆された各教員のシラバス案を、複数の教務委員が検証する体制を整える。

人文学部 教務主任 岩本真一

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