芸術学部 3つの方針

学部の目的(学則第3条の2)

歴史的文化芸術、とりわけ京都の文化芸術を理解継承しまた多様化する芸術領域の可能性を探究すること、および自立した思考力によって新たな表現を創造する作家、クリエーターの資質を備えた、よりよき社会人としての人間形成を行うことを目的とする。

教育目標(目指すべき人材像)全学

京都精華大学は、日本国憲法および教育基本法を貫き、世界人権宣言の背骨をなす「人間尊重」を教育の基本とし、「自由自治」を建学の理念としています。この考えのもと、社会の課題を克服し、全人類が幸福に共生する地球社会を築く人間の形成を目標としています。

教育目標(目指すべき人材像)芸術学部

芸術学部は、自立した思考力によって新たな表現を創造するクリエーターの資質を備えた、よりよき社会人としての人間形成を行います。

ディプロマポリシー(Diploma Policy)

領域1 知識・理解・技能
1
多様性を理解する力
文化の多様性、人間と芸術の関係を理解し、自らの社会的役割を認識できる
2
専門知を活用する力
芸術分野に関する知識・技能を体系的に理解し、その分野に固有の視座や思考方法を身につけている
領域2 思考・判断・表現
1
論理的に思考し判断する力
多角的な視点から対象や事象の本質を捉え、論理的かつ客観的に分析・考察し、自らの解釈を持って判断できる
2
考えを表現する力
他者の心に訴え、行動を喚起する造形力を備えている
3
多様な人とコミュニケーションする力
文化や芸術の社会的意義を認識し、建設的・創造的な情報を発信できる
領域3 関心・意欲・態度
1
他者と協働する力
自らの個性や適性を活かして行動し、目標を持って多様な人々と協働できる
2
社会と他者に貢献する力
芸術に関する知識や技能で社会や他者に働きかけ、精神的価値の向上による新しい社会のあり方を提案できる

アドミッションポリシー(Admission Policy)

領域1 知識・理解・技能
1
高等学校の教育課程における基礎学力・技能を有している
領域2 思考・判断・表現
1
身近な問題について、知識や情報をもとに筋道を立てて思考できる
2
他者の意見を理解し、自分の考えをわかりやすく表現できる
領域3 関心・意欲・態度
1
新しい領域や多様な人々に対して先入観なく向き合い、生涯にわたって学習を継続する意欲がある
2
学びたい学部・学科の知識や経験を社会で活かしたいという目的意識を持っている

カリキュラムポリシー(Curriculum Policy)

芸術学部は、学位授与の方針に掲げる知識・技能などを修得させるために、全学教養科目、全学専門科目、学部専門教育科目およびその他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習等を適切に組み合わせた授業を開講します。また、科目のナンバリングおよびカリキュラム・マップにより、カリキュラムの体系をわかりやすく明示します。

芸術学部専門科目の教育内容、教育方法、評価について以下のように定めます。

1
教育内容
学部専門教育科目では、芸術を学ぶうえで基盤となる知識や教養を身につけるための専門講義科目を開講します。1年次に基礎を学ぶ科目を配当し、2年次以降には専門性を深める手助けとなる科目を配当します。
さらに、芸術に関わる技術や表現手法を学ぶ実技系の科目群として、専門基礎科目、メチエ教育科目、専門実習科目、専門演習科目を開講します。
専門基礎科目は、基礎的な造形表現により芸術を学ぶ上での体幹となる「感覚、感性」や「発見、発想」を起こす力を養います。基礎ゼミは、教員と学生、学生同士のコミュニケーションを軸に芸術を学ぶ意義を共有し、学生個々の芸術活動の方向性を導きます。メチエ教育科目では、創作するための多様な技術や表現手段を体験し、その基礎となる能力を身につけさせます。専門実習科目は、制作・研究に取り組むことで技術力・表現力・思考力を磨きます。専門演習科目は、主に表現と社会との関わりに主眼を置いて科目を編成しています。
2
教育方法
(1)学生の主体性を伸ばすため、能動的学修の視点を取り入れた教育方法を実施します。
(2)授業内・外の学修時間を考慮した授業内容を設計します。
(3)学修ポートフォリオの作成指導により、学生の自律的な学修を支援します。
3
学修成果の評価
芸術学部では、学位授与の方針に掲げる能力・資質およびこれらの総合的な活用力の修得状況を、「進級時」「卒業時」の2つのレベルで把握し、評価します。
各レベルの評価の実施方法は、以下のとおりとします。
(1)進級時
進級時の学修成果は、学部所定の教育課程における進級要件達成状況(単位取得、GPA)により、総合的評価を行います。
(2)卒業時
4年間の学修成果は、学部所定の教育課程における卒業要件達成状況(単位取得、GPA)により、総合的評価を行います。卒業制作(必修)は、評価ルーブリックを活用し、複数教員によって多面的評価を行います。

洋画コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

油彩の技術と絵画史の知識を基礎に、美術という表現様式に固有の魅力を理解し、美術でしか実現できないものの可能性に挑戦することができる。
自分を広く他者と社会へ向けて発信するオープン・マインドを養い、同時に、多様な表現に広く目を向けながら情報に振り回されない確かな批評眼をもつことができる。
西洋と東洋、世界と日本という対比のうえで、それぞれの美術表現の独自性を理解しつつ、風土や文化の垣根を越えたコミュニケーションのなかで人間と美術の普遍性に触れることができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

見ること、描くこと、作ることをベースに、油彩技法から現代美術にまで至る多様なメチエに触れることで、絵画と美術の本流を眼と手で体感できる実技科目を編成する。
視覚芸術の作家に加え、批評家や理論家など、多様な教員の協同によって、絵画と美術を内と外から、また歴史と現代の視点から的確に捉えられる科目配置を行う。
たえず移りゆくものと、常に変わらないもののはざまに、世界へと広く開かれた「現在」の表現の方法と場所をみずから見出し、獲得することを目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

絵画や美術を通じて、魅力的な社会を作りたいと強く思う人。
造形芸術に対して幅広い視野を持ち、なぜ自分がそれに関心を持っているのかを解き明かす努力ができる人。
現在の絵画や美術を取り巻く状況の課題を冷静に見つけ出し、その解決に向けて粘り強く行動できる人。

日本画コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

真摯な態度で自然に接し、その豊かさや深さを知り、日本画制作を通して他者に表現し、伝えることができる。
日本画の技術やモノの見方を学び、基本を大切にしながら自己の美意識に根差した表現を考え、作品として発信することができる。
世界の文化・芸術・社会に関心を持ち、多様な視点から自らの表現活動を見つめ直し制作・研究を深めていくことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

日本画制作、発表、伝統、様式といった様々な分野を学ぶことにより、日本画を基本的に理解できるように実技科目を編成する。
日本画家、模写修復、伝統工芸など様々な立場の教員が協同して授業を担当することにより、理論と実践をバランス良く学べる科目配置を行う。
現在の日本画世界や日本画制作にとらわれず、習得した知識と技術を用いて新しい創作活動や取り巻く環境を自ら作り出す応用力・展開力の形成を目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

日本画を通じて、魅力的な社会を作りたいと強く思う人。
創作活動に対して幅広い視野を持ち、なぜ自分が日本画に関心を持っているかを明確に伝えることができる人。
現在の日本画を取り巻く環境の中で魅力と新たな可能性を見つけ出し、積極的に展開し努力することのできる人。

立体造形コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

彫刻を原点として、しなやかな精神と創造力を養い、立体造形作品の制作・発信を通して自己を表現することができる。
立体造形の基となる素材について学び、触れ、知ることで、素材の特性を活かした表現手法や様式に展開することができる。
幅広い好奇心と洞察力を養い、自らの発想を形に表現して、他者、社会、世界へ伝えることができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

多様なアート領域において基となる素材について学び、触れ、知ることで、素材の特性を活かした表現手法や様式に展開することができるように実技科目を編成する。
太古から現在にいたる彫刻表現を原点として、しなやかな精神と創造力を養い、立体造形作品の制作・発信を通して自己の表現を学べる科目配置を行う。
幅広い好奇心と洞察力を養い、自らの発想をかたちに表現して、他者、社会、世界へ伝えることを目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

彫刻、造形、アートを通して魅力的な社会を作りたいと強く願う人。
彫刻、造形、アートに対して幅広い視野と関心を持ち、なぜ自分が表現したいのかを明確に伝えることができる人。
現在の社会や国際情勢と彫刻、造形、アートのあり方を深く考え、新たな可能性を求め積極的に努力することのできる人。

陶芸コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

「つくる」技術と「思いつく」発想力と「読み解く」分析力を身につけ、社会における表現の意味と価値を見出すことができる。
陶芸における素材・技法を歴史と技術から学び、新たな創造を可能とする技術、能力を獲得することができる。
世界に分布する陶芸を学び、異文化や人間の多様性を知ることで、協調性・理解力を養い、自身を広い世界へと前進・発展させることができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

工芸、クラフト、デザイン、美術といった様々な分野を横断して学ぶことにより、陶芸を俯瞰的に理解出来るように実技科目を編成する。
アーティスト、工芸作家、職人、評論家など様々な立場の教員が協同して授業を担当する事により、実技と理論をバランス良く学べる科目配置を行う。
現行のシステムにとらわれず、習得した知識と技術を用いて新しい時代の陶芸や、それを取り巻く環境を自ら作り出す応用力・展開力の形成を目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

陶芸を通じて、魅力的な社会を作りたいと強く思う人。
陶芸に対して幅広い視野を持ち、なぜ自分が陶芸に関心を持っているのかを解き明かす努力ができる人。
現在の陶芸を取り巻く環境の問題点を見つけ出し、その解決策を見つけるべく行動ができる人。

テキスタイルコース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

染織、テキスタイルの専門的技能・知識を獲得し、表現の可能性を追求し続けることができる。
繊維の摂理を研究・理解することで、テキスタイルの表現技法のイノベーションを意識できる力を身につけることができる。
染織、テキスタイルの実技制作を通して、京都、日本のアイデンティティーを認識し、広く社会、世界に自己の表現を発信できる視野を養うことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

伝統技法、デザイン、現代アートといった様々な分野を学ぶことにより、テキスタイルを俯瞰的に理解出来るように実技科目を編成する。
染織作家、アーティスト、デザイナー、評論家など様々な立場の教員が協同して授業を担当することにより、理論と実践をバランス良く学べる科目配置を行う。
現在のテキスタイル産業や美術・染織業界の慣習にとらわれず、習得した知識と技術を用いて新しい創作活動や取り巻く環境を自ら作り出す応用力・展開力の形成を目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

テキスタイルを通じて、魅力的な社会を作りたいと強く思う人。
芸術、テキスタイルに対して幅広い視野を持ち、なぜ自分が芸術、テキスタイルに関心を持っているかを明確に伝えることができる人。
テキスタイルを取り巻く環境や創作活動における問題点を自ら進んで発見し、それを解決するための努力ができる人。

版画コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

版画および多様化するプリント・メディア表現の基礎力から専門力を習得し、伝統美術と現代美術の両領域においても充分な技能と知識を持って社会にアプローチできる。
社会のクリエイティブな現場において、版画やプリント・メディアの表現力を活かし実践的に活動し展開できる。
グローバルで幅広い視野と柔軟性を持ち、物事を分析し理解しながら自己表現力を高めることができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

さまざまな表現方法の基礎をしっかり学び、個々の学生が自分の表現方法と可能性を発展させていく。
作品制作や講評会を通して、自己の作品を効果的にプレゼンテーションする能力と社会に発信する力を高める。
学生の制作現場である工房施設を共同使用することでコミュニケーション能力を高める。また工房において共通意識を持つことで互いの作品から刺激を受けて新たな発想を産み出す。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

自己の領域に留まらず多方向に視野を広げ、経験を深めることで新たな価値観を養い自己の表現ができる人。
自己の表現内容と方法を試行したうえで探求し、独自の考え方を構築できる人。
友人たちとの関わりや共同作業を通して協調性と尊重心を養い、自己を確立できる人。

映像コース 3つの方針

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

映像制作技術を習得し、専門的な技能・表現力を身につけることができる。
映像メディアを表現手段として用いる芸術・アート、ビジネス、教育など幅広い分野で活動するために必要な能力を身につけることができる。
国内のみならず、世界の映像芸術・映像文化について理解・認識を深め、映像クリエイター、芸術家・アーティストとしての視野を広げることができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

アニメーション、ショートムービーやメディアアートの領域を中心に、現在の情報化社会を支えるメディアやテクノロジーの持つ意味や機能を考え、創造的な表現に結びつける実技科目を配置する。
映像の歴史と、その背景となる社会との関係およびその意味や問題点を思考するため、映像論やメディア論などの講義科目を配置する。
作品制作のみならず、学内外での数多くの作品発表を通じて、表現の社会的な意味や役割を学ぶ。そこで習得した知識と技術を用いて新しい創作活動やそれを取り巻く環境を自ら作り出す応用力・展開力の形成を目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

映像表現への関心と意識を持ち,芸術の歴史的な意味や社会、文化との関係を批評的にとらえ、新たな創造的表現を展開したいと強く思う人。
現在の映像を取り巻く環境の中で新たな可能性を見つけ出し、それを芸術的表現に結びつけることができる人。
他者との意見の交換や交流の楽しみを共感でき、協調性を持って共同作業ができる人。
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